化粧品ヘアカラーをつくりたい

化粧品ヘアカラー剤は、染色力については酸化染毛剤に及びませんが、髪が傷まないこと、「かぶれ」のリスクが少ないことなどから、徐々に人気が高まっています。また承認申請が不要なため、企画から製品化までの期間が短いことが特徴です。
理美容室向けの製品として需要の伸びているヘアマニキュアも、化粧品ヘアカラーです。これはヘアマニキュアの性能が向上したことと、「髪へのダメージ・かぶれ」に対する意識が高まっているためと考えられます。
また、通販・ドラッグストア向け製品として需要が著しく伸長しているのがカラートリートメントです。トリートメント感覚で繰り返し使っているうちに髪を傷めずに自然な感覚で染まっていく特徴は、市場に受け入られている大きな理由のひとつです。

化粧品ヘアカラーの種類

1. ヘアマニキュア

ベンジルアルコールやエタノールなどによって酸性染料を髪の内側に浸透させて染色します。色持ちは2~4週間程度で、かぶれや髪の傷みはほとんどありません。皮膚につくと色がとれにくいことがあるため、取り扱いには注意が必要です。

2. カラートリートメント

トリートメントをベースにHC染料や塩基性染料を着色剤として配合した製品です。髪をトリートメントする感覚で繰り返し使用するたびに徐々に髪を染めていきます。ヘアカラーやヘアマニキュアを使った髪の色落ちを補う、色素補充トリートメントとしても人気があります。また、皮膚についた色を石けんで簡単に洗い落とすことができることも大きな特徴のひとつです。

3. ヘナ・インディゴ(藍)などの天然系カラー

ヘナはオレンジ色、インディゴはブルーに発色する天然染料を含んでいます。使用する時にこれらの植物のパウダーを水に溶いてペースト状にしたものを髪に塗ります。天然染料だけでは色のバリエーションが少ないので、最近では他の化粧品用染料(HC染料、塩基性染料など)を混合したハイブリッドタイプの製品もあります。
また、ヘナに酸化染料(ジアミン系染料など)を混ぜた製品も見かけることがありますが、これは雑貨品なので人体に使用することはできません。人体への使用は、かぶれ事故のリスクがありますので絶対にやめてください。

4. 一時染毛料

顔料などの着色剤を樹脂の力で髪の表面を覆うことにより着色します。テンポラリーカラーと呼ばれることもあります。一度のシャンプーで色が落とせるため、気軽にカラーチェンジを楽しみたい方にはおすすめです。メッシュなど部分的に使用する場合はマスカラタイプ、髪の毛全体に使用する場合にはスプレー(エアゾール)タイプをおすすめします。

5. 銀塩カラー

銀イオンを配合したヘアクリームタイプの製品です。髪に塗ったクリームに光が当たると自然なブラウンに発色します。ヘアクリーム感覚で繰り返し使用するたびに徐々に髪を染めていきます。ただし、ブラウンやダークブラウンにしか染まらないため、髪を黒く染めたい方にはおすすめできません。ヘアクリーム感覚で手軽に使用できますが、酸化染毛剤との相性が悪い(思い通りの色に染まらない)、髪の状態によってごくまれに緑っぽく発色するなどのデメリットもあります。