商品開発フロー

ヘアケア商品開発は一般的に次のような手順で進められます。

  1. 打ち合わせ

    開発会社と打ち合わせを行います。企画内容や要望を明確にします。その際、開発フローや大まかな予算なども確認すると良いでしょう。商品内容だけではなく「製品づくりの基礎」についての全体的な検討が必要です。

  2. 処方検討

    発注者の企画内容や要望に添ってラボにて製品の試作を行います。

  3. 評価

    試作品を評価します。

  4. デザインの検討

    試作品の処方が決まり次第、資材(チューブ・個包装など)の検討を始めます。

  5. お見積もり

    最終的な仕様が決まり次第、開発会社からの最終的な見積もり内容を受け取ります。

  6. 生産

    生産に必要な原料・資材を調達(またはご支給)後、厳しい品質管理体制のもと生産いたします。

  7. 納品

    製品が納品されます。

納期

化粧品
3〜6ヶ月程度
医薬部外品
3ヶ月〜1年程度

ヘアケア商品の企画を検討している方

ヘアケア商品の企画を検討されている方にとって、商品づくりで最も大切なことは何でしょうか。それは、「必要性を訴える提案力」、そして商品の物語る「夢」ではないでしょうか。どんなに良い商品でも、「何をしてくれるのかしら?」と期待感をいだかせてくれるものや、必要性を感じさせてくれるものでなければ、市場での価値はありません。

人に夢を与え、それを叶えるヘアケア商品を一緒につくっていきましょう。
ところで、商品ができるまでにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか? 化粧品は3~6ヶ月程度、医薬部外品であれば概ね3ヶ月~1年程度です。長いようであっという間に過ぎてしまうこの期間で、望みどおりの商品をつくるにはどうすればいいのでしょうか?

製品づくりの基礎 - マーケティングの話

「新商品の開発をしなければいけないのに、いつまでたってもなんとなくのイメージしかなくて...」。こんな悩みを抱えて途方に暮れてしまったことはありませんか? でも大丈夫、そんなときこそ製品づくりの基礎に帰って、一歩ずつ企画に落とし込んでいきましょう。新商品のアイデアやイメージを整理しながら、決めていくべきマーケティングの4つの基本要素をご紹介します。

製品

最初はどんな企画も漠然としているものです。おおざっぱなイメージに少しずつ形を与えていきましょう。作りたいものはシャンプーですか、それともトリートメントですか。どんな商品名にしたいですか。ブランド名は決まっているでしょうか。商品を毎日使うお客様にとって容器のサイズや形は重要です。見た目だけでなく中身も大切ですので商品の特徴を明確に打ち出しましょう。

価格

簡単なようで意外とむずかしいのがこの「いくらで売るの?」という問題。誰でも気軽に手に入れられる低価格を売りにすることも、高級感を特徴にして、高価格で販売することもできます。価格の設定はブランド名や商品の特徴と密接に関わってきますので、じっくり検討しましょう。

場所・流通

お客様が商品を入手する経路は実に様々です。商品を手にとって触り、店員にいろいろと質問できるバラエティショップやドラッグストアなどの実店舗。お店に足を運ぶことなくいつでも気軽に注文できるインターネット上のショッピングサイト。多様な流通経路のどこで、どのように売るかを明確にすることは売れる商品を開発する上で欠かせない要素です。

販促

最後にプロモーション、せっかくいい商品ができても知られなければ全く売れません。広告・宣伝の方法や予算などもしっかりと決めましょう。

課題を明確にしましょう

もちろん、商品企画の段階でこれらのマーケティング要素すべてが完璧に決まっているのがベストですが、未決定要素があっても構いません。未決定要素は、商品開発メーカーと相談しながら決めれば良いでしょう。
ただし、これらの要素がほとんど決まっていない状態だと、何がしたいのかがはっきりしないまま、企画がすすんでしまい、後からやり直しが発生したり無駄なコストをかけてしまったりすることがよくあります。まずは、何がしたいのか、何が既に決定していて、何が未決定なのかを明確にしましょう。
企画のアドバイスや提案が欲しい場合は、お気軽にお問い合わせください。