HOME » ヘアケア商品ができるまで » 作りたい製品が決まっている方


製品づくりで最も大切なことは「必要性を訴える提案力」と製品の物語る「夢」です。
どんなに良い製品でも、「何をしてくれるのかしら?」と期待感をいだかせてくれるものや、必要性を感じさせてくれるものでなければ、市場での価値はありません。
人に夢を与え、それを叶える製品を一緒につくっていきましょう。

ジアミンやアミノフェノール系染料などの酸性染料中間体を含有するヘアカラーは、髪の内部に浸透した後に酸化重合反応して毛髪内部に長く留まるため、別名を永久染毛剤と言われています。
実際には毛髪の傷んだ部分から色素が流出したり、紫外線で色素か破壊されたりして永久に染毛し続けることは難しいのですが、現在最も有効な染毛手段と言えます。
1剤中に染料中間体の他にアルカリ剤を入れることにより、2剤の中の過酸化水素と反応させて髪の色を脱色することができます。白髪交じりの黒髪全体を明るい栗色にそろえ、真っ黒な髪を茶色にできるのも医薬部外品ヘアカラーの特徴です。
ジアミン系の染料等にかぶれる体質の方には使用できませんので、全ての方の毛髪をこの製品で染めることはできません。
これらの反応系のヘアカラーを販売するためには、製造前に医薬部外品申請することが義務付けられています。
医薬部外品のヘアカラーは使用時に1剤(染料中間体)と2剤(過酸化水素水)を混合してから髪に塗布する方法が一般的です。その後一定時間放置して色素を毛髪内部に定着させ、最後に髪表面の余分なヘアカラーを洗い流します。
1剤(染料中間体) + 過酸化水素水2~6% →5~30分放置後、洗い流す
1剤を粉末にして酸化剤も配合した製品は使用時に水で溶いて髪に塗布します。
粉末1剤(染料中間体+酸化剤) + 水 → 5~30分放置後、洗い流す
海外ではより手軽な5分染めが人気ですが、国内では30分近く時間をかける髪の損傷がより少ないヘアカラー製品が人気です。
髪の脱色や脱染に使われるのがブリーチ剤です。アルカリ剤を含むクリーム状または粉末状の1剤を2剤である過酸化水素水に混ぜたときに出てくる活性期の酸素を利用して、毛髪内部の染料やメラニン色素を分解します。
髪の内部に鉄分を浸透させ酸化させることによって発色させる鉄漿(おはぐろ)カラーというものがあります。髪をあまり傷めずによく染まりますが、パーマ剤やストレートパーマ剤との相性が非常に悪く(髪が紫色に変色したうえパーマがかからない)近年はあまり製品化されません。

化粧品ヘアカラーの染色力は永久染毛剤に及ばないものの「かぶれ」のリスクが低く、医薬部外品申請が不要とあって、化粧品ヘアカラーは根強い人気を保っています。特にヘアマニキュアの染色力が近年、大幅に向上した事と、アレルギーによる「かぶれ」に対応することの重大さが見直されてきている事もあって、理美容室における化粧品ヘアカラーが需要を伸ばしています。

近年、育毛剤市場は巨大市場に発達しました。男性の薄毛には寛容な欧米でも、女性の薄毛に対する悩みは全世界共通のようです。弊社で製造した育毛剤は、その実績と高い品質により世界中で愛用されています。
育毛剤をつくるとき、これが「お悩み解決」製品であることを決して忘れてはいけません。中途半端な効能効果をもった製品を安価につくるのではなく、使用したときに確実に効能効果を発揮する製品をつくりましょう。弊社では用途に併せて、様々な有効成分を組み合わせてご提案させて頂いております。
話題の育毛剤には「果汁」「植物エキス」などの効果を宣伝しているものが多く見られます。しかし、薬事法的にはこれらのほとんどが「保湿成分」であり、実際の有効成分は他のものが入っています。
新規の成分で実際の効能効果をうたうには薬事法は非常に壁が高いため、こうした手段を採る傾向にあります。
とんがり中栓、スプレーノズル、ジェット噴射、水鉄砲、その他、育毛剤の塗布方法は様々ですが、育毛剤は原則として「液剤」でなければならないという規定があります。

シャンプー・トリートメントをつくっていく上でも一番大切なのは「コンセプト」。
「人に優しく」なんて一言で言っても、それは使う人の髪に優しいの?地肌に優しいの?それともお財布に優しいのかも知れませんね。
不景気な世の中だからといって安ければどんなものでも良いとはいきません。
世の中に様々な化粧品原料があふれる昨今、最高級のシャンプーをつくろうとすれば価格だって最高級の美容液と同じくらいになります。
どういう髪を、どういう地肌を、どう仕上げたいのか?
しっかりとしたビジョンを持って取り組まないと、いつの間にか矛盾の迷路に入り込んでしまいますから気をつけましょう。
洗浄成分の違いによりシャンプーの方向性が形づくられます。スタイリング剤や皮脂に代表される髪や頭皮の汚れをしっかり落とす「洗浄力」を重視するのか、シャンプー単体での「トリートメント力」や「低刺激性」を重視するかで、洗浄成分の配合が変わってきます。
機能性成分は使用感を決定づけます。洗いあがりの風合い、トリートメント効果、泡立ちなどのご希望に合わせて調合させていただきます。
安価で洗浄力の強い石鹸や、ラウレス硫酸Na等を使用している製品が多いようですが、より刺激の少ない洗浄成分や、髪の修復作用をもつ洗浄成分を選んだり、色々な洗浄成分を選んでミックスしたりして作ることもできます。
泡立ちを良くする成分から髪や地肌に潤いを与える成分、ツヤを出す成分、髪のダメージをケアする成分、養毛成分等、目的に応じて調合させていただきます。
トリートメントをつくる上で最も大切なことは「どういうシチュエーションで使うのか?」ということです。トリートメントには用途に応じて以下の様な様々なタイプが存在します。
製品の剤型は液状、クリーム状、ジェル状、ムース状等、それぞれどの目的と用途に合わせてお選び戴けます。
最近のトリートメントの多くには、ツヤ出し効果や指どおりの効果の高いシリコーン油等の表面を修復する成分だけでなく、毛髪内部の損傷を修復できるセラミド等が配合されるようになっています。
従来からその効果が証明されているPPTやNMF最近注目の高いペリセアやユズセラミド等々、どんな成分をどれだけ配合するかはトリートメントづくりの楽しみのひとつでもあります。
髪や頭皮を健やかにする成分のほとんどは、空気や光線、空気中の細菌等によって変質してしまいます。
製品を安心して使って頂くためには、保存料や安定剤は欠かすことができません。
もちろん「旧指定成分フリー」にも対応いたしておりますので、お気軽にご相談ください。
洗浄成分などから出る独特な匂いをマスキングしたり、色をつけたりして製品をドレスアップします。
もちろんパッケージも大切ですから、じっくりと良いものを作りましょう。

パーマ剤は毛髪中に含まれる硬いたんぱく質に作用し、髪の毛の形を変える薬剤です。
ウェーブ剤とストレート剤に大きく分けられますが、基本原理は同じものです。
ストレート剤はかなりシビアに効果を求められますので、薬液の作用が強いものになっています。
そのため施術ミスでの断毛が発生しやすく市販には向きません。
また近年では髪の傷みが少ない「化粧品カール剤」と効果の確実性が高い「医薬部外品パーマ剤」の垣根がだいぶ低くなってきました。お客様の用途に応じて、またコストに応じて作り分けております。
代表的な液状の他にもクリーム状、ジェル状、泡状のものが作れます。ただし安全上の配慮からミスト状のものは、お断りしております。用途に応じてお申し付けください。

そのスタイリング剤は、そのトリートメントは、どんなヘアスタイルをつくるために、どんな毛質をつくるために、どうやって使うのでしょう?
剤型と使い方が決まれば、あとは仕上がりの固さや手触りそして香りを決めていきます。
まずは今どういったものが販売されているのかご紹介します。
スタイリング剤は使い方に応じて様々な剤型があります。