シャンプーとコンディショナーと美容院 2013年版

新しい商品が次々と発売される、『シャンプー』、『コンディショナー』市場・・・
果たして、2013年はどうなっているのでしょう。

今回は1年前に実施した内容と同じアンケートで、皆さんに回答して頂き
ました。

ご協力頂きました皆さん、ありがとうございました!!

シャンプーとコンディショナー

景気も少し上向きになってきたと言われる2013年。果たしてヘアケア
市場では、どんな影響が出ているのでしょうか・・・

去年と同じ内容のアンケートにお答え頂き、その結果を比較してみま
した。

<1>シャンプー、コンディショナーの購入場所

毎朝のように新聞折込などのチラシで特売がされているヘアケア製品。
その中心は、『シャンプー』や『コンディショナー』ですが、果たして、皆さん
どこで購入されているのでしょう・・・。

昨年と比較しても、ダントツで購入場所は、ドラッグストアですが、大きく
変化してきたのは、通販からの購入が増えていることです。
(昨年比 4ポイントアップ)

楽天などの通販サイトも売上は昨年と比較して堅調に伸びており、今後
更に大きく売上げを伸ばすことが想定されます。

■表1 シャンプー、コンディショナーの購入場所

また、シャンプーの購入金額を2012年と比較すると、高額商品
(4000円以上)の販売比率が若干増えています。

昨今のヘアケア製品の特徴として、グレードの高い商品が増えていますが、
その効果が現れた結果でしょう。

一方、コンディショナーについては、購入しない方が増えたり、単価も低下
傾向にあります。

一般的にシャンプーとコンディショナーはセットで販売されていることが多い
ですが、取りあえず必需品としてのシャンプを優先的に購入されている
のかもしれませんね。

■表2 シャンプー、コンディショナーの購入単価
  <シャンプー>

<コンディショナー>

こうして見てみると、以前の安ければ良いという考え方から、高くても
良いものを・・・という考えに少しずつ変わってきているのかもしれませんね。

また、コンディショナーなど、効果の実感しずらい製品は、消費者も選別が
難しく、躊躇しているのかもしれません。

美容院でのシャンプーやコンディショナーの購入は・・・?

では、美容院での商品の購入はどんな感じでしょうか・・・。
表1でも明らかのように、美容院で商品を購入する顧客の比率は、
2012年とほぼ変わりません。

美容院の単価アップを考えれば、これらのヘアケア製品は是非お勧め
したいところですね。
しかも、ヘアケア製品で、固定客をしっかりグリップすることもできる
わけですから、これから力を入れていきたいところですね。

では、そもそも美容院の利用頻度や客単価はどうのように変化して
きているのでしょうか。
表3は、美容院の利用頻度の比較ですが、利用頻度は微増ですが
増えてきている傾向にあります。2ヶ月に1回、月に1回の客層が増えて
おり、多少なりとも余裕が出てきているようですね。

■表3 美容院の利用頻度

一方、利用単価については、現象の傾向にあります。3,000円以下の
カットの客層が増えていますが、10,000円~20,000円以上という客層
が大きく減少しています。

施術内容もパーマやカラーが多少減少しています。

しかし、もっとも大きいのは、美容院自体の販売促進による低価格政策
がその裏にはあるです。単価が下がっても、まずは客数を増やす・・・。
競争の激しい美容業界では仕方ないことなのかもしれません。

■表4 美容院の利用単価

以上、昨年との比較でしたが、少なからず商品の単価は上がって
きているようです。一律に安いものから、自分にあったものを探す姿勢
が積極的になってきているようです。

私達も、価格だけを考えず、お客様のニーズに応える製品の開発にも
今後力を入れていきます。

こんな製品ができないか・・・というご相談も積極的に承っています。

いつでもご相談ください。