近代化学の“脱プラ”への取り組み

2018年には、脱・使い捨てプラスチックの動きが大きく広がりました。

化粧品業界も今後益々動きは大きく進展するでしょう。

 

ここでは近代化学が行っている“脱プラ”への取り組みをご紹介致します。

さらに今後この取り組みを広げる為には、お客様のご協力が必要となります。

皆様のご理解・ご協力も是非宜しくお願い致します。

 

【シュリンクフィルムの削減】

現在この取り組みは、化粧品業界に広まりを見せつつあります。

徐々にですが、弊社でも製品のシュリンク包装を減らす取り組みを行っております。

 

★メリット

  1. 多くのプラスチックごみの削減に繋がります。
  2. 海洋プラスチック問題が話題になり、プラスチック削減はお客様への理解もしていただきやすくなりました。
  3. 環境に配慮しながら、コストも削減することができます。

【ストレッチフィルムの削減】

輸送時(国内)のストレッチフィルムの削減を進めており、現在一部の会社より既に始めております。

 

★メリット

  1. ストレッチフィルム使用後の廃棄物を発生させることがありません。
  2. 焼却などによるCO2発生で環境を破壊する心配がありません。
  3. フィルムゴミ置場が不要になるため、その分のスペースを有効利用できます。
  4. 使用済みフィルムが発生しないため、ゴミ処理費用を大幅に削減できます。

 

なんと1パレット出荷(国内)するのにあたり、約25mのストレッチフィルムを使用しています!

※弊社目安:1パレット1段12ケース・高さ5段の場合・50cmフィルム使用の場合

 

そこで、弊社は水溶接着剤を使用した出荷の取り組みを少しずつ始めております。

(水性接着剤 「トキワノールNS-8209」 常盤化学工業株式会社)

▼水性接着剤を容器に詰め替え、接着したい面の部分に塗布する

 

▼その後も箱積みをしながら、同じように行う

▼箱を上から重ねて、接着する(接着剤が乾くまでは固定されない)

▼ストレッチフィルムを巻かずに出荷

※弊社の使い方を掲載しております段ボールの重さは約7.5kg※高さによっては、塗布の箇所を増やす、塗布の方法などご相談させてください※交互列積みであれば、よりずれにくく高さが積める場合もございます

【プラスチックごみのリサイクル】

廃棄のフィルムやビニール袋は、まとめてリサイクルを行っております。

ただごみの削減はリサイクルだけでは問題解決できるまでに至りません。そのためにリサイクルは最終手段であり、リデュースやリユースによってごみを減らし、極力出さない、ごみとなるまでの期間を延ばすことが必要です。

 

 

そもそもプラスチックごみがなぜ話題に?

海洋プラごみに対し世界が高まったのは、数年前でした。鼻にストローが突き刺さったウミガメや、海岸に打ち上げられたクジラの体内から大量のプラスチックが見つかった映像や画像がSNSで世界中に広まったのがきっかけでした。

 

 

■レジ袋有料化を機に、「脱プラ」が日本でも広まる

日本でもプラスチック製レジ袋の有料化が2020年7月1日にスタートし、「脱プラ」を進める第一歩になりました。私たちの身の回りには、シャンプーや洗剤の容器、テイクアウトの弁当箱やお菓子の袋など、使い捨てプラスチックがあふれています。適切に処理されずに捨てられたプラごみが川を経て、海を汚染しています。

日本のプラスチック排出量はなんと世界第2位

日本は、1人当たりの使い捨てプラごみ排出量がアメリカに次いで世界で2番目に多いことを知っていましたか?マイバッグやマイボトルでプラごみを減らす努力が一人ひとりに求められる一方、企業にはプラごみを減らす動きが多く見られるようになってきました。

 

 

企業の脱プラへの取り組みは既に始まっています!

2018年には、脱・使い捨てプラスチックの動きが大きく広がりました。スターバックスやマクドナルドなどの企業は、使い捨てストローを原則廃止しました。

ユニリーバや資生堂などを始め100%リサイクル容器やプラスチック削減に向けて動きが本格化し、化粧品業界にも広がりを見せつつあります。

またヨーロッパ企業は、2030年までにすべてのプラスチック包装をリサイクルし、使い捨てプラスチックを削減すると発表し、益々今後この取り組みは日本でも進んでいくでしょう。

 

参考文献:朝日新聞デジタル就活ニュースペーパー  2020.7.7 記事  木之本敬介 文